山と温泉の旅 高尾山から北高尾山稜
山行データ
歩行距離 19.2km
標高 731m
最大標高差 520m
 行動時間
日帰り 6時間35分
 
2018年5月4日(金)
高尾山口
3.5km 12:55

高尾山
2.6km 13:50
14:45
城山
0.8km 15:05

小仏峠
1.5km 15:20

景信山
2,5km 15:50

堂所山
1.4km 16:30

関場峠
1.9km 17:00
17:50
黒ドッケ
2.7km 18:00

夕焼小焼ふれあいの里
2,3km
19:30
狐塚バス停
 

 高尾山から陣馬山に抜ける奥高尾縦走路と並行して、北高尾山稜が八王子城址から堂所山まで続いている。メジャーな奥高尾と比べると、北高尾山稜は歩く人も少なめで、落ち着いた雰囲気が楽しめそうだった。いずれ通しで歩いてみたいと思っていたのだが、ここしばらくの運動不足の体では少々厳しい。

 今回はオーソドックスに高尾から陣馬山まで歩くことにした。
 しかし図らずも堂所山で道を誤って北高尾山稜に踏み込むことになった。
 間違ったのに気づいたのが夕方5時近く、なまった足腰で焦って歩くことになってしまったが、初めて歩く北高尾山稜はメジャールートとは違い渋い雰囲気が感じられた。

 遅く出発して夕暮れも近かったので黒ドッケから夕焼小焼ふれあいの里へとエスケープした。




久しぶりの高尾山。
GWとあってケーブルカー駅はいつにも増して混みあっている。
人気の6号路から登る。
さぞかし混雑しているかと思ったら、このシーズンは登り一方通行になっている。
ハイキングの家族連れの後をゆっくりと登る。
1時間ほどで山頂に着いた。
結構な人出で日陰は休む場所もない。
休憩せずに先へ進むことにした。
一丁平の展望台へちょっと寄り道。
なかなかの展望。
城山へ到着。
暑いのでかき氷を注文した。
前の人がものすごい大盛を受け取っているのを見て小さいほうを頼んだのだが、それでもこの高さ。

今どきのかき氷は綿菓子みたいにふわふわに削られていてなかなか溶けない。新雪を食べているようだ。
あずき、ミルク、宇治茶をかけながら食べる。
個人的には昔ながらの無骨なかき氷のほうが好みだな。
出かけるのが遅かったのでもう3時。
陣馬山に着くころには日が暮れてしまいそうなので、速足で先へと進む。
小仏峠に到着。休まず先へ。
運動不足がたたって、些細なアップダウンに足が重くなってきた。
追い打ちをかけるように堂所山への登り坂。
堂所山へ到着。しかしもう4時半。
急がないと日が暮れてしまうがまだ先は長い。
汗もかいたことだし、奈良子尾根からエスケープして陣渓園で立寄り温泉に入って帰るのも良いかもしれない。
などと考えながら、なんとなくこちらへ進んだのが間違いだった。
しばらく進むと見慣れない細い道に入り込んでしまった。陣馬山への縦走路は数十年ぶりだが、こんな頼りなげな山道ではなかったような。
登山地図を見てみると、どうやら北高尾山稜に入り込んでしまったらしい。
しばし考えたが、黒ドッケから夕焼小焼ふれあいの里に下れば陣馬山と距離は大差ない。
北高尾山稜はいちど歩いてみたかったので、そのまま進むことにした。
運動不足で足腰に力が入らない。
膝も痛み始めてしまった。
両かかとにはマメができたらしい。
よれよれになりつつもコースタイムどおりに関場峠に到着。うん。間違っていない。
関場峠からさらに1時間で夕焼小焼への分岐のはずだが、そこそこのアップダウンが続く。
へたった足腰に鞭打って先へと進む。
つつじが咲き始めている。
後で調べてみたらこのあたりにはつつじの群落がみられるらしい。
薄暗くなったころ、ようやく黒ドッケの分岐に到着した。
杉林の中で薄暗いが、まだヘッドランプを出すまでもなく歩ける。
夕焼小焼へのエスケープルートに入ると、そろそろ太陽が山陰に沈むようだ。
次第に暗くなる山道。
ところどころに作業道が交錯しているが、要所要所に看板があるので見落とさなければ迷う気づかいはなさそうだ。
ついに日が沈んでしまった。
いよいよ暗くなってきたのでヘッドライトを出して先へと進む。
建物が見えてきた。あれがふれあいの里だろう。
車道に出るとすぐに夕焼小焼バス停があったが、この時間バスは1時間に一本。次のバスは30分後である。
暗いバス停でただ待つのも芸が無いので、次のバス停に向かって車道を歩くことにした。この辺りは自由乗降区間のはずなので、バス停でなくても拾ってもらえるはずだ。
今回はせっかく北高尾山稜に踏み込んだのに、薄暗い山道を焦って歩くことになってしまった。いずれまた通しで歩いてみようと思う。


 
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