山と温泉の旅 川上ドッケから石砂山(やまなみ温泉周回コース)
 
山行データ
歩行距離 11.1km
標高 578m
最大標高差 330m
 行動時間
日帰り 4時間55分
 
2015年11月22日(日)
やまなみ温泉
2.5km 12:25

石砂山北西尾根取付
0.8km 13:20

475.5点
0.5km 14:05

川上ドッケ
0.9km 14:30

石砂山西峰
0.3km 15:10
15:25
石砂山
3.0km 15:55

林道出合
3.1km 16:40
17:20
やまなみ温泉
 

 中央線藤野駅からバスで15分でやまなみ温泉。南側には相模湖CCがあるが、その東には石砂山、西側には峰山があって、低山ながらなかなか山深い雰囲気を味わうことができる。
 相模湖CCを取り囲む尾根筋を歩けばやまなみ温泉を起点としたループコースを取ることができ、帰りがけに温泉に入って行くことができて便利だ。
 やまなみ温泉から石砂山の北西尾根に登るのが最短コースだが、この部分には登山道が通っていない。地形図を見ると歩くには問題はなさそうだが、どこから取りつくのかが分からない。ゴルフ場と霊園の間から登れるだろうと当たりをつけて現地へと向かった。
 今回のルートは取りつき付近でヤブに悩まされたが、もう少し東よりに白い階段があるので、そこから登れば良かったらしい。ただし、階段付近の畑を横切って歩く人が多くて地元の方が困っているようなので、私有地を通らせてもらう場合には十分注意したい。

 

やまなみ温泉付近から石砂山方面を眺める。あのピークは石砂山の西峰(572m)。
あの左から延びる稜線から石砂山を目指す。途中の小ピークが川上ドッケだろう。
しばらく車道を歩いて急な坂を下ると、小さな沢を渡る橋の向こうにゴルフ場の入口が見える。
古そうな欄干。いずれは改修されて無くなってしまうだろう。
ゴルフ場と霊園の間から取付ポイントを探す。
ゴルフ場入口を過ぎてすぐの工事現場後のようなところから分け入ってみる。
沢沿いの微かな踏跡を辿ってみると、どうやら獣道のようだ。この先の415.5m点の南側から登ろうと思ったのだが、頼りなく崩れる山肌はこれ以上進むと危なそうだ。
車道まで引き返してもう少し霊園よりから415.5点を目指して山中に分け入っていく。
いきなりヤブに突入した。かきわけてもかきわけても、体にまとわりついてうんざりする。
もう帰ろうかと弱音を吐きそうになったころ、ヤブから抜けて歩きやすい尾根が現れた。
ひと登りで215.5m点に着いた。
ひっそりと三角点だけが鎮座した地味な小ピーク。
今登ってきた尾根ではなく、北側の尾根が正しいルートだったらしい。登山口は白い階段らしい。
後で調べてみたら、車道から見える階段がそれらしい。階段はよく目にしていたのだが、霊園へ向かう階段かと思っていた。
「畑に入るな」とも書いてある。どうやらこのルートを通る登山者が畑を横切って歩くのに迷惑しているらしい。
私有地を通らせてもらうときには注意したいものだ。
野生の柿が生っている。
よく熟れておいしそうだ。つい手に取って齧ってみたら、甘い柿の味がした直後に強烈な渋味が口に広がった。渋柿だったか。
食い意地が張っているとこんなこともある。
215.5mから東の尾根を登る。
この辺はよく踏まれているようだ。
499m地点には祠がある。
ここは川上ドッケと呼ばれる。
西の川上村と東の篠原集落の交易の場所だったのだろうか。
マイナールートだと思っていたが、意外と歩く人がいるようだ。案内板もある。
石砂山に到着。
ここに来たのは10年ぶり。東海自然歩道を歩こうと思ったとき以来である。
山頂から展望が開けている。
正面は裏丹沢の焼山だろう。
東海自然歩道はここからあの焼山へと続いている。
山頂でのんびりしていたらもう午後の4時。
急がないと日が暮れてしまう。
なかば走るようにして先へと進む。
東海自然歩道をたどり、途中から西の尾根へ進めば菅井の集落に出るはずだ。
杉林の中では急速に暗くなっていく。
杉林を抜ければまだ明るい。
ここが東海自然歩道との分岐だろう。
もう夕闇が迫っている。
やっと菅井の集落にたどり着いたようだ。
菅井の里は城下町だったらしい。
尾崎城は別名伏馬田城址と言うのだろうか。
ここかしこに案内板が立っているが、もう
後は暗くなった林道をとぼとぼと歩く。
本当は林道の西側の峰山の稜線を歩きたかったのだが、まあしかたがない。
車が結構行き交って危ないのでヘッドライトを点滅させながら歩く。
暗くなった舗装路を歩くのはつらい。
もう嫌になったころ、ちょうどよく自動販売機が並んでいた。
暖かいおしるこを飲んで生き返った気分だ。
40分も林道を歩いて出発点のやまなみ温泉に到着した。温泉に浸かって温まってから帰ろう。


 
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