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日原の集落からの景色。
毎日こんなのびやかな風景を見て暮らせるとはうらやましい。 |
明るい日原の街中を進む。 |
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万寿の水。対岸の清水をここまで引いたものだそうだ。なかなかの名水だという。 |
稲村岩への登山道はここからいったん谷に下る。 |
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谷まで降りて巳の戸橋を渡る。 |
対岸の斜面を登り始める。
今日は最初から急登を覚悟していたせいか、足が軽い。 |
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ゴルジュ状の涸れた谷を通過する。
水は無いがなかなかの迫力である。
こんな谷ヶできあがるはどれくらいの年月がかかったのか。 |
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結構きつめの坂を1時間ほど登る。 |
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日原から見た稲村岩の背後の鞍部に出ると左右に道が分かれる。左へ行けば稲村岩の頂上に出る。 |
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稲村岩へと向かうと、いきなり岩場が続いている。
男性の登山者が、怖いので引き返してきたと言って戻って行く。 |
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稲村岩の上に出ると360℃の絶景。
頂上に生えた角のような岩によじ登って周囲を見回していると、
単独の女性が傘を片手に登ってきた。
こんなところまで来て帰れるだろうかなどと言っていたが、
かなり山の経験を積んでおられるように見えた。 |
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あのピークは本仁田山。
手前には日原の集落が見える。 |
あの右の尾根を超えて遠くに見える尾根は長沢背稜。長沢背稜は雲取山の北側から東に延びる尾根で、なかなか渋いコースだという。 |
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岩陰に壊れかけたような祠がある。
稲村神社だそうだ。 |
一服してから、今度は鷹ノ巣山への尾根へと向かう。 |
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再び岩場を辿って鞍部へと戻る。 |
ここから再び登り。2時間ほどで鷹ノ巣山に出る。 |
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ひたすらきつい坂を登る。
5分間が過ぎるのがひどく長い。
5分間が過ぎたら次の5分間を耐えて歩く。
もはや苦行である。 |
1時間登ると尾根が広くなりやや緩斜面が現れた。
ここで一休みすることにした。 |
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展望は無いが、落ち葉が敷きつめられてなかなか雰囲気はよい。 |
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さらに行くと、ようやく地形図で見た顕著な緩斜面にたどり着いた。標高1560m付近のこの場所はヒルメシクイノタワと呼ばれる。出発が遅かったのでもう2時。昼食を食べたいところだが、満腹しては登る余力を無くしてしまいそうだ。先へと進むことにした。 |
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あれが山頂だろう。
もう一息だ。 |
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次第に木々がまばらになり、空が開けてくる。 |
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山頂が見えた。 |
山頂は一転して素晴らしい展望。
手前の尾根を降りれば奥多摩湖があるはずだ。
もう2時半だが、ここで昼食にした。
景色の良いところは日差しが厳しいので、小さな灌木の日陰を見つけて収まった。
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本当は、ここから石尾根を東に向かい、城山の北東尾根(登山道なし)を下ってみたかったのだが、もう3時。
素直に元の稲村岩尾根から降りることにした。 |
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山頂も見納め。 |
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山頂の直下では北面の長沢背稜が見えるが、すぐに展望は無くなってしまう。 |
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後は、先ほど登った急斜面をひたすら下る。 |
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ひたすら下る。(以下略)
展望が無いとはいえ、清々しい林の風景だけが救いだ。 |
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1時間で稲村岩の分岐まで降りた。 |
ここからしばらくは急斜面をトラバース気味に進む。
疲れた足腰で行くには滑落注意である。 |
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谷まで下って先ほどのゴルジュ帯を通過する。 |
ここを登れば日原の集落に戻る。 |
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明るい日原の住宅地を歩く。
懐かしい昭和の風景だ。
初老の住民の方が山に行ったのかと話しかけてきた。
話が止まらない。こちらも急ぐ理由はない。
こんなのんびりした感覚も久しぶりだ。 |
奥多摩まで戻って、もえぎの湯で汗を流して行くことにした。 |
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